Il Sole（イル ソーレ） = 太陽
古代ギリシア人によって建設された植民市に起源を持ち、ローマ帝国の時代よりローマの保養地として、
13世紀以降はナポリ王国の首都として栄華を誇ったカンパーニア
ナポリを見て死ね　という表現の通り、ナポリやアマルフィなど美しい景色は人々を魅了し、
ヴェスヴィオ火山の噴火により滅びたといわれるポンペイなどドラマチックでミステリアスな地域でもある
ブーツでいうイタリアの「かかと」に喩えら、肥沃な平原が広がる地形で、古代にはギリシア人が植民都市を築き、
次いでローマ人がこの地を征服してアッピア街道を延伸し、以後は東ローマ帝国、ノルマン人・フランス人・スペイン人（シチリア王国・ナポリ王国）など、
さまざまな民族や国家の支配を受けてきた歴史を持ち、古来よりタヴォリエーレやムルジャなど、穀倉地帯として知られたプーリア
地中海のほぼ中央に位置し、その立地から地中海世界の要所としてさまざまな勢力が覇権を競い合い、
紀元前にはギリシア人植民者とカルタゴが争い、ポエニ戦争でローマの支配下に、6世紀にはユスティニアヌス大帝の東ローマ帝国に属し、
9世紀後半にはイスラムが掌握し、パレルモは、イスラムの中心都市として繁栄、11世紀には北欧のノルマン人が征服し、
ムスリムとも共存して多文化が融合した王国として繁栄
その後、フランスのアンジュー家、アラゴン、スペインなどに次々に支配され、1861年にイタリア王国の一部となったシチリア
その歴史における覇権争いのさなか、異国の食文化を吸収し、とりわけイタリアの中でも多彩で異国情緒あふれる料理が食卓を彩る。
3つの地方に共通しているのは、異文化の影響を受けつつも、どん欲にその食文化を吸収し、発展を遂げた南イタリアの料理。

肥沃な大地、温暖な気候、そして光り輝く太陽の恩恵
海の幸・山の幸・大地の恵みをオリーブオイルでヘルシーに仕上げた南イタリアの料理をアラカルトでご用意しております

様々な産地から直送で届く海の幸、日本だけでなく、イタリアをはじめ、様々な国から届く厳選された上質な山の幸
みずみずしくも大地の力を感じる新鮮な野菜や香り高いハーブなど、
東北の海の幸を使用したイタリアンでキャリアをスタートし、イタリアではシチリアを中心に研鑽を積んだ小島 瞳がシェフを務め、
築地パラディーゾやカッシーナ カナミッラでトラットリア、リストランテとサービスの経験を積んだ大城 航平が
料理にあわせてワインを提案し、みなさまを温かくおもてなしいたします。

扉を開けた瞬間に、南イタリアの太陽が皆様をお出迎えいたします。
Buon Divertimento !（ごゆっくりお楽しみください）　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　オステリア イル ソーレ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　オーナー
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　淵本　聖一